アーカイブ第14回 実践者から学ぶシリーズ「行政における野良アプリとの付き合い方」
対象: ・サイボウズ社のkintoneなどのノーコード・ローコードツールを導入したいが、組織的にどう管理するかお悩みの職員・上司や情シスに、「kintoneなんか入れて、野良アプリのメンテナンスをどうするんだ?野良ExcelマクロやAccessのメンテナンスの惨状を知ってるのか?」と言われて困っている職員・そもそもExcel野良マクロのメンテナンスに困っている職員 セミナー概要: 昨今kintoneやMicrosoft Power Appsのようなノーコードツール・ローコードツールを用いて現場で素早く業務をデジタル化・効率化することが広く認知されてきています。しかしながら現場から生まれる業務効率化は、ともすれば異動に伴うメンテナンスの問題や、部分最適の問題に陥ってしまう可能性を持っています。本セミナーでは、神戸市役所においてkintoneの利用拡大とガバナンスの強化という難題を軽やかに解決している宇都宮さんをゲストにお招きし、ガラパゴス化しがちな現場発のDXを、組織としていかに乗り越えられるかのヒントをいただきます! プロフィール:宇都宮 哲平 氏 神戸市役所企画調整局デジタル戦略部 デジタル化専門官 内容: 19:00 – 19:05 Code for Japanによる企画説明 19:05-19:10 宇都宮さん自己紹介 19:10-19:35 神戸市におけるkintoneガバナンスの実践 19:35-19:55 質疑応答 19:55 – 20:00 クロージング 当日の質疑応答で回答できなかったものはこちら 1. kintoneでできることが増えていった時に、ライセンスを全職員に付与するということも検討されているでしょうか? →全職員に付与できれば管理は格段に楽になるし、いろいろな活用案が出てくるのは間違い無いのですが、今のライセンス体系では費用対効果を考えると難しいと思っています。 2. アプリ開発を委託でやっている案件はありますか?複雑な案件や、コロナ対応で激務な部署だと、事業課担当者が自力でやるのが難しかったりすると思うのですが、そういう場合はどうしていますか? → 2,3件あります。そのほか、神戸市2環境の管理者である私も知らないところで独自のkintone環境(ドメイン)が2つ動いていることも最近判明しました。これは外部業者さん(kintone専門)に委託して運用も任せているので費用は高いですが質も高いようです(ただし個人情報は当然扱えない)。 担当者が自力でやるのが大変でも、私が作ることは一切しないように心がけています(私は「育手」)。あまり複雑すぎるアプリになるのであればExcelマクロに近しい状態になるので外部委託する方が良い気もしますし、そもそもkintoneでやるべきか?という考えも出てくるかと思います。